上智大学・南山大学2019年度共催シンポジウム
「“すべてのいのちを守る”社会のために」〜Care for Creationを考える〜
教皇フランシスコ来日への応答に向けて
日時:2020年1月25日(土) 13:30〜17:30
場所:上智大学四谷キャンパス2号館3階 309教室 ※入場無料・申込不要
プログラム
13:30~14:30 基調講演 「環境の倫理、再考——エコロジーと倫理、その相互脈絡性——」
瀬本正之,s.j.(上智大学神学部教授・イエズス会司祭/環境倫理)
14:40~15:15 動画上映 「教皇フランシスコ 日本社会への呼びかけ」
15:30~16:10 プレゼン①「企業と人権と環境」
ウィニバルドス・メレ,S.V.D. (南山大学社会倫理研究所准教授・神言会司祭/国際人権法)
16:20~17:00 プレゼン②「バチカン生命アカデミーでの研究から」
青木清(上智大学名誉教授・上智大学生命倫理研究所名誉所員・元ローマ教皇庁生命アカデミー会員/生命倫理)
17:10~17:30 パネルディスカッション「教皇来日テーマ~すべてのいのちを守るために~への応答」
司会進行:吉川まみ(上智大学神学部准教授)
2015年5月、教皇は環境問題についての回勅『ラウダート・シ ともに暮らす家を大切に』を出し、貧しい人々と自然環境の密接なつながりを繰り返し、社会問題、環境問題と人間の問題は同根であると強調しています。
2019年11月、教皇は『ラウダート・シ』の一節「PROTECT ALL LIFEすべてのいのちを守るために」をテーマとして、長崎・広島・東京(含・上智大学)を訪れ、「真の平和とは、正義の結果であり、全人的発展の結果、連帯の結果であり、私たちの共通の家のケアの結果、共通善を促進した結果生まれるもの」だと力強いメッセージを日本社会に投げかけてくださいました。そして、無関心の文化から解放され、いのちの文化、赦しの文化、兄弟愛の文化が勝利を収めるために、わたしたちみなに責務があり、全員が必要とされていると訴えかけられました。
こうした呼びかけに応え、わたしたちの立場から、“すべてのいのちを守る社会の実現のため”、“Care for Creation”に求められる「倫理的要請」や「共通善」を多角的、総合的に考え、インテグラルエコロジーの考察を深める機会にできればと考えています。
主催:上智大学生命倫理研究所 共催:南山大学社会倫理研究所
問い合わせ:上智大学生命倫理研究所
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
TEL:03-3238-4050 FAX:03-3238-4011
e-mail: sibe2010@sophia.ac.jp URL: https://www.suibe.jp